よくある質問
💬 はじめたい!
Q:キエーロに興味があります。どんなものですか?
A:循環型生ごみ処理方法はさまざまありますが、キエーロは「生ごみを投入し続けても土の量は変わらない」「虫や臭いで悩むことが少ない」のが大きな特徴です。微生物の住処である土は、分解が順調であれば途中で入れ替える必要はありません。 ただし、
・日当たりの良い環境(微生物活動は気温に左右されるためです)
・処理量の範囲内で利用する(少ない土に沢山の生ごみを入れると失敗します)
の大原則があります。
Q:何からはじめたらいいですか?
A: まずは小さなプランターなどで消えることを体験してみてください。魔法の箱ではないので、理屈どおりのことしか起きません。はじめは野菜くずだけで始められる方が多いですが、いろんな種類を一緒にいれると分解が早まります。 バクテリアを飼っている・バクテリアに餌をあげるつもりで世話をするといいです。 ご自身の生ごみ量から逆算して、キエーロの大きさを決めるのが最も効率的です。
【処理量の目安】(設置環境が良好で適切な使い方で実施した場合) 土量100リットルに対して一日当たりの生ごみ処理量
夏場(気温の高い時期):最大値で500g程度(安心値:最大300g)
冬場(外気が冷蔵庫より低い時期):最大値280g程度(安心値:最大150g)
Q:腐っているもの、カビが生えているものは入れてもいいですか?
A:問題ありません。新鮮な野菜は分解が遅いですが、腐りかけた野菜は早く消えます。
キエーロは、カロリーが高くて、味がついているものが好きです。美味しくないものは遅い。
ですから、分解の遅いものであっても、加熱や調理済み・食べ残し などが一緒に入っていると分解が促進されます。
Q:どんな種類の土がいいですか?西日本などでは、黒土をあまり見かけません。
A:どんな土でも大丈夫です。ただし、砂と粘土系は避けてください。
砂は微生物が少ないため微生物が住めないので難しいです。黒土、畑の土、プランターで利用した土、 花と野菜の土でも大丈夫です。黒土を勧めることが多いのは、肥料成分が無配合であること・安価という理由からです。
Q:なぜフタが必要なのですか? 透明でないといけませんか?
A:雨よけのためです。キエーロの土の表面は常に乾いた状態にします。
そうすることで臭いと虫が避けられます。また、屋根を透明にすることで、太陽光が届き土を温めますので微生物が働きやすく、分解が安定します。
Q:ゴキブリが苦手なのですが、そういうものは来ますか?
A:見たことありません。しかし、土の中の微生物が生ごみの量に対して足りていない状態だと来る可能性もあると思います。土の状態が悪く気になる場合は、取り替えてしまうのも手です。
💬上手につかいたい!
Q:毎日混ぜた方がいいですか?
A:毎日空気を入れた方が分解は早まります。しかし、全体を混ぜてしまうと生ごみが表面に上がって来て虫が来る原因になる場合もありますので、次に埋める時に前に埋めた箇所をシャベルでサクサク突き刺すくらいで十分です。
Q:土が減ってきた気がします。そういうことはありますか?
A:購入したばかり(充填したばかり)の土を入れて始めることが多いので、空気を含んでいるためカサが多いです。使用していると適度に空気が抜け沈んでいきます。このことで減ったように感じる場合もあります。
Q:プランターでキエーロをやっています。汁ものもどんどん入れています。 2日に1回で投入しているのですが、水分が多い気がしてきました。大丈夫でしょうか?
A:キエーロは、他の生ごみ処理方法と比較して、水分があっても良い点が違います。水分は60%くらいが適切で、このような場合は水分の投入量は控えて、しばらくは生ごみそのものの水分のみで実践してみたらどうでしょうか?底の方に水が溜まると土が腐ってドブの臭いのようになるためです。
Q:気温の下がる冬場のコツがあれば教えてください。
A:キエーロは、特別な基材を用いないので、気温が下がれば微生物の活動がにぶくなり、分解が遅くなります。 第一条件として、日当たりが良いところにおくこと。冬場に限りませんが、フタつき容器に入れて室内で一次発酵させるのも良い方法です。 他には、生ごみそのものも小さくする。(細かく切ることで分解が速まります) 廃食油を足すことも有効です。分解が遅くなってきたら試してみてください。
💬 キエーロともっと楽しく暮らしたい!
Q:キエーロを使用していると、土にごみガラが残ってしまいます。どうしたらよいですか?
A:まず投入して、残ったものが気になるようなら後で取り出すというやり方で良いと思います。分解が進まないことが分かっているものは投入を避けます。使い慣れている人の中には、分解残りを『ふるい』にかけるなどして、キエーロを定期的にメンテナンスする人もいます。お好みでいいと思います。
Q:羽アリとネキリムシ(5cmくらいの)幼虫が出たことがあります。放置してもいいのでしょうか?
A:放置しても構いません。虫が湧いても湧かなくても、生ごみの分解はすすみます。自然の摂理なので気にしないという方もみえますが、できれば見たくないという方も多いと思います。虫を湧かせないコツは、掘った穴(20cmくらいの深さ)に生ごみを投入する時に、穴の中で周辺の土を接触させるようによく混ぜるようにし、最後に乾いた土を5〜6cmほど被せておきましょう。(虫は生ごみの臭いに誘われて寄ってきて産卵します)
Q:アメリカミズアブの幼虫のようなものがいます。どうなりますか?
A:アメリカミズアブも分解者の一員で気にしないという人も多いです。キエーロの中にアブの子=ウジを見かけることがあると思います。それが気になるという人も確かにいますが、ウジは200匹に1匹くらいしか成虫になりません。また、腐ったものにしか興味がないので外に放っても全てが成虫にはなりません。孵化しなかったウジはキエーロの中にそのまま放置して何の差し障りもありません。
Q:生ごみを投入し続けていると肥え過ぎますか?そのような場合、園芸利用などで支障は出ませんか?
A: 化学肥料を作っているわけではないので、家庭の生ごみを投入し続けても、ほとんど問題になりません。数年使用しても分解量が落ちてくるということもないです。堆肥として使いたい人は取り出して新しい黒土を補充してください。気分良くなるので土を入れ替えたいという方は、お好みのタイミングでどうぞ。
💬 たくさんの人に知ってもらいたい!
Q:保育園などで広めたい! 子ども向けにキエーロのことを書いた紙芝居などはありますか?
A:残念ながら現在はそのようなものは用意していません。 作成されたら、同じような要望のある方にも提供をお願いできたら嬉しいです。 (無償提供・無償支援のお申し出があると大変助かります)
Q:キエーロを初めて1年半。自分で作って使って感動したので、自分で製作して販売していますが、そのようなことをして大丈夫でしょうか?
A:現在のところ問題ありません。個人が作って売られている場合は自由になさってください。手間賃を考えると儲けは無いに等しいと思いますので気になさらないでください。たまに、各地の商工会等で作っている場合は利潤が出るときもあり、そのような場合は相談となりますのでご連絡ください。
Q:また、キエーロ という名前を利用してもよいのでしょうか?
A:商標登録は取得しておりますが、個人売買など非営利の活動の場合は問題ありません。利益が出る場合はご相談ください。